
ピアノを始めてみたいと思っても、「初心者でも本当に弾ける曲ってあるのかな」と不安になる方は多いです。特に大人から始める場合は、難しい曲ばかりに見えて、最初の一歩が出にくいこともありますよね。
でも実際は、ピアノ初心者でも弾きやすい簡単な曲はたくさんあります。大切なのは、いきなり難しい曲に挑戦するのではなく、音数が少なくて、ゆっくりしたテンポの曲から始めることです。
この記事では、ピアノ初心者でも弾ける簡単な曲を10曲紹介しながら、曲の選び方や練習のコツもわかりやすくまとめます。大人の初心者が楽しく続けるためのヒントとして、最初の1曲選びに役立ててください。
ピアノ初心者でも簡単な曲なら無理なく弾き始められる
ピアノを始めたばかりのころは、何を弾けばいいのかわからず、つい有名な難しい曲に目が向きがちです。
ですが、最初のうちは「弾いてみたい曲」よりも「今の自分でも弾けそうな曲」を選ぶほうが、上達しやすくなります。特に大人の初心者は、仕事や家事の合間に練習することが多いため、無理なく続けられる曲選びが大切です。
簡単な曲には、次のような良さがあります。
・音の数が少なく、指の動きに集中しやすい
・繰り返しが多く、覚えやすい
・短い期間でも達成感を得やすい
・片手から始められる曲が多い
最初から完璧に弾く必要はありません。まずは「1曲最後まで止まりながらでも弾けた」という経験を積むことが大きな自信になります。
難しい曲より「弾けそう」と思える曲から始めるのが続けるコツ
ピアノは、最初の段階でつまずくと「自分には向いていないのかも」と感じやすい楽器です。ですが、それは才能の問題というより、スタートの難易度が高すぎただけということも少なくありません。
特に大人の初心者は、練習時間が限られているからこそ、少し練習すれば形になりやすい曲を選ぶのがおすすめです。弾けそうな曲から始めると、自然と練習の習慣もつきやすくなります。
大人の初心者は知っている曲のほうが練習しやすい
まったく知らない曲よりも、耳なじみのある曲のほうが練習はしやすいです。メロディーをすでに知っていると、楽譜が少し読みにくくても音の流れをイメージしやすいからです。
童謡や唱歌、昔からよく聞く有名曲は、初心者の最初の1曲として向いています。大人の方なら、懐かしく感じる曲を選ぶと楽しみながら練習できます。
まずは片手だけでも弾ければ十分
初心者のうちは、「両手で弾けないとだめ」と思わなくて大丈夫です。最初は右手だけでメロディーを弾く練習から始めるだけでも、十分に前進しています。
片手でスムーズに弾けるようになってから左手を足すほうが、結果的に効率よく進められます。無理なく一歩ずつ進めることが、長く続けるコツです。
ピアノ初心者でも弾ける簡単な曲の選び方
初心者向けの曲といっても、実際には弾きやすさにかなり差があります。最初の1曲を選ぶときは、次のポイントを意識すると失敗しにくくなります。
音数が少ない曲を選ぶ
一度にたくさんの音を押さえる曲は、初心者には難しく感じやすいです。まずは単音のメロディー中心で進む曲を選ぶと、指の位置や鍵盤の感覚を覚えやすくなります。
テンポがゆっくりな曲を選ぶ
速い曲は、指の動きだけでなくリズムを保つのも難しくなります。最初はテンポがゆっくりで、落ち着いて弾ける曲がおすすめです。
繰り返しが多い曲を選ぶ
同じフレーズが何度も出てくる曲は、練習効率が良くなります。一度覚えた形を繰り返せるので、初心者でも取り組みやすいです。
自分の好きな曲・知っている曲を選ぶ
練習を続けるには、曲への親しみや楽しさも大切です。簡単であっても、まったく興味のない曲だと続きにくいことがあります。自分が好きな曲や、聞いたことのある曲から選ぶとモチベーションを保ちやすくなります。
ピアノ初心者でも弾ける簡単な曲10選
ここからは、大人のピアノ初心者でも始めやすい簡単な曲を紹介します。難しい原曲ではなく、初心者向けのやさしいアレンジを前提に考えると取り組みやすいです。
1. きらきら星
初心者向けの定番曲です。メロディーがわかりやすく、音の流れも覚えやすいため、最初の1曲としてよく選ばれます。
おすすめポイントは次の通りです。
・音の動きが素直でわかりやすい
・短くて最後まで弾きやすい
・右手だけでも曲として成立しやすい
ピアノを始めたばかりで、まず1曲弾けたという体験をしたい方に向いています。
2. よろこびの歌
ベートーヴェンの有名なメロディーで、耳なじみがあり、ゆっくり練習しやすい曲です。音の並びが比較的やさしく、鍵盤の位置を覚える練習にもなります。
クラシックに少し触れてみたい初心者にもおすすめです。
3. カエルのうた
シンプルなメロディーで、繰り返しも多いため、初心者向けとして非常に弾きやすい曲です。左右の手で交互に弾いたり、片手ずつ練習したりしやすい点も魅力です。
短時間の練習でも進めやすいので、忙しい大人にも向いています。
4. メリーさんのひつじ
こちらも初心者向けの定番曲です。音の動きに大きな跳躍が少なく、指を少しずつ動かす練習になります。
リズムも取りやすいため、楽譜にまだ慣れていない方でも挑戦しやすいです。
5. ハッピーバースデートゥーユー
知っている人が多く、弾けるようになると実用的でもある曲です。家族や友人の誕生日に少し弾けるだけでも、楽しい経験になります。
初心者向けアレンジなら長すぎず、達成感も得やすいです。
6. ちょうちょう
童謡として親しまれていて、メロディーがわかりやすく、初心者でも取り組みやすい曲です。音の流れが素直なので、鍵盤の位置を覚える練習にも向いています。
短くて繰り返しもあり、右手だけでも曲らしく弾きやすいため、ピアノを始めたばかりの方にもおすすめです。
7. エリーゼのために(やさしいアレンジ)
原曲は初心者向けとは言いにくいですが、最初の有名なメロディー部分を中心にしたやさしいアレンジなら挑戦しやすくなります。
「知っているクラシックを少し弾いてみたい」という気持ちを満たしてくれる1曲です。少しだけ憧れのある曲に触れたい方にも良いでしょう。
8. 川の流れのように(やさしいアレンジ)
大人の初心者にとって、なじみのあるメロディーは大きな助けになります。この曲はテンポが比較的落ち着いていて、やさしいアレンジなら無理なく進めやすいです。
歌もののメロディーを楽しみたい方に向いています。
9. 見上げてごらん夜の星を(やさしいアレンジ)
ゆったりした雰囲気で、音の流れを感じながら弾きやすい曲です。大人が落ち着いて楽しめる1曲として取り入れやすいでしょう。
表現を意識しすぎなくても、まずはメロディーを丁寧に追うだけで十分です。
10. ふるさと
昔から親しまれている曲で、やさしい旋律が特徴です。テンポも急ぎすぎず、メロディーをゆっくり確認しながら練習できます。
懐かしさのある曲を弾きたい方や、落ち着いた曲から始めたい方におすすめです。
初心者が簡単な曲を練習するときのコツ
簡単な曲を選んでも、練習の進め方が合っていないと難しく感じることがあります。大人の初心者が無理なく続けるためには、次のポイントを意識すると効果的です。
最初は右手だけで練習する
いきなり両手で合わせようとすると、指も頭も追いつかなくなりやすいです。まずは右手だけでメロディーを弾き、曲の流れを覚えましょう。
右手が安定してきたら、左手を少しずつ加えるのがおすすめです。
1曲を全部通すより短く区切って弾く
最初から最後まで何度も通すよりも、2小節から4小節ずつ区切って練習したほうが上達しやすいです。つまずく部分を細かく確認できるので、無駄な繰り返しが減ります。
難しいところがあれば、その部分だけを数回練習してから前後をつなげると弾きやすくなります。
ゆっくりのテンポで練習する
原曲の速さに合わせる必要はありません。むしろ、初心者ほどゆっくり弾くことが大切です。ゆっくりなら音の確認や指の動きを落ち着いて行えます。
弾けるようになってから少しずつテンポを上げれば十分です。
毎日5分からでも続ける
大人のピアノは、長時間まとめて練習するより、短くても継続するほうが効果を感じやすいです。毎日5分でも鍵盤に触れる習慣があると、少しずつ指も慣れてきます。
忙しい日は、1フレーズだけでも練習できれば十分です。
大人のピアノ初心者が最初の1曲を選ぶときの注意点
最初の曲選びでは、やる気だけで難しい曲を選びすぎないことが大切です。ここでは、初心者がつまずきやすいポイントを整理します。
いきなり両手で完成を目指さない
最初から完成形を目指しすぎると、うまくいかないときに挫折しやすくなります。まずは片手、次にゆっくり両手と、段階的に進める意識を持つと気持ちが楽になります。
原曲のままではなく初心者向け楽譜を選ぶ
同じ曲でも、原曲そのままの楽譜は難しいことがあります。初心者向け、やさしいアレンジ、入門向けと書かれた楽譜を選ぶと取り組みやすくなります。
特に両手の和音が多い楽譜は、初心者には負担が大きいため注意したいところです。
難しい部分があっても全部できなくて大丈夫
1曲の中に少し難しい場所があっても、その部分だけ簡単にしたり、後回しにしたりして大丈夫です。最初から完璧を求めるより、弾ける部分を増やして楽しむことのほうが大切です。
ピアノ初心者でも弾ける簡単な曲に関するよくある質問
本当に楽譜が読めなくても弾けますか?
最初は楽譜がすべて読めなくても大丈夫です。まずはドレミの位置や音の上がり下がりを少しずつ覚えていけば、簡単な曲なら十分に弾けるようになります。
シリーズの別記事で、楽譜の基礎や練習方法をあわせて読むと理解しやすくなります。
大人から始めても遅くないですか?
まったく遅くありません。大人からピアノを始める方は多く、自分のペースで楽しめるのが大きな魅力です。速く上達することよりも、無理なく続けることを大切にすると、少しずつ弾ける曲が増えていきます。
電子ピアノやキーボードでも練習できますか?
はい、練習できます。特に最初のうちは、自宅で気軽に触れられる環境が大切です。電子ピアノやキーボードがあると、思い立ったときにすぐ練習しやすくなります。
まとめ
ピアノ初心者でも弾ける簡単な曲はたくさんあります。大人から始める場合は、難しい曲にあこがれる気持ちがあっても、まずは音数が少なく、ゆっくりしたテンポで、よく知っている曲から始めるのがおすすめです。
最初の1曲としては、きらきら星やよろこびの歌、ハッピーバースデートゥーユーなど、親しみやすく覚えやすい曲が向いています。片手から始めて、少しずつ弾ける部分を増やしていけば大丈夫です。
大切なのは、完璧に弾くことではなく、弾ける楽しさを感じながら続けることです。自分に合った簡単な曲から始めて、ピアノのある時間を気軽に楽しんでみてください。